「シュレディンガーのチョコパフェ」読了。
軽い感じの表紙に似合わず、しっかりとSFとして楽しめた。ルーディラッカーばりの表題作もさることながら、柳田理科雄監修のサイボーグ009といった風情の2篇目が良い。SFは筋の通った馬鹿話、という主張を裏付ける面白さ。
「シュレディンガーのチョコパフェ」読了。
軽い感じの表紙に似合わず、しっかりとSFとして楽しめた。ルーディラッカーばりの表題作もさることながら、柳田理科雄監修のサイボーグ009といった風情の2篇目が良い。SFは筋の通った馬鹿話、という主張を裏付ける面白さ。
「遺跡の声」読了。
第1回日本SF大賞受賞作「太陽風交点」の原型となった短編版を含む連作集。短編から長編へのリライト、というパターンはカードの「エンダーのゲーム」を思わせる(エンダーのゲームのほうが5年ほど後の発表)。
前回大事なことを書き忘れた。「バビロニア・ウェーブ」は星新一の作品の本歌取りだと思うのだが、作品名が思い出せない。どなたか詳しい方、コメントかトラックバックで情報をお寄せいただけないだろうか。
(*)星新一の作品:うろ覚えだが、以下のような筋。とある洞穴から強力な光線が流れ出てくる。人類はその無尽蔵のエネルギーを利用して大いに発展する(「工夫するよりエネルギーを使え」的な発想になっていくところが「バビロニア・ウェーブ」に共通する)。やがて人類は最大のプロジェクトとして、時間旅行を計画する。時間の壁を突破するため、大量のエネルギーを一点に集中すると、時空に穴が開き、そこからエネルギーが過去に流れ出ていく。人類が利用してきたエネルギーは、実は未来からのものだったのだ。「これからは過去にエネルギーを供給するために知恵を絞らなければ…」というオチ、だったような。
「バッテリー (6)」読了。
時としてBLっぽいととれなくもない記述があるのは、わざとだろうか。
きっとわざとだ。
「バッテリー〈5〉 (角川文庫)」読了。
文庫版だけの書き下ろしが、地味に良い。
「バッテリー〈4〉」読了。
主人公以外の登場人物が揃いも揃って苦労症なのが笑える。
「バッテリー 3」読了。
漫画でいえば決して「ドカベン」や「巨人の星」ではなく「キャプテン」に近い。
「バッテリー〈2〉」読了。
野球には全く門外漢であっても面白く読める。しかし大人が読むにはやはり分量が足りないか。