「赤朽葉家の伝説」読了。
第60回日本推理作家協会賞受賞作。山陰地方のある旧家を舞台に、3世代の女性の生き様を描く、とまとめると大河ドラマ風の筋立てだが、随所に出てくる小道具が妙にサブカルチャーっぽい。この作者の芸風なのかもしれない。
「チーム・バチスタの栄光(下)」読了。
この本、Ai(オートプシー・イメージング)のPRのために書かれたらしい。良くも悪くも、あまりそれを感じさせない作品に仕上がっている。
が、4月23日付日経朝刊には「オートプシー・イメージング実施経験のある病院が3割を超えた」という趣旨の記事が掲載されている。やはりこれだけ売れ(映画化・ドラマ化もされ)るとPR効果というのは出てくるものなのだ、と妙なところに関心。
「チーム・バチスタの栄光(上)」読了。
第4回このミステリーがすごい!大賞受賞作。映像化された作品を、TVドラマ版・映画版と立て続けに観たので読んでみた。ドラマ版や映画版と比べると、主人公の性格がかなりシニカル。こっちのほうが共感できると感じるのは私がひねくれている証拠だろう。たぶん。