「定年性依存症―「定年退職」で崩れる人々」読了。
要するに老人閑居して不善をなす、か(違う)。
私も、仕事に限らず物事全般に対して「過適応」するタチなので注意しなければ。
どう考えても仕事依存症ではないのだが。
「定年性依存症―「定年退職」で崩れる人々」読了。
要するに老人閑居して不善をなす、か(違う)。
私も、仕事に限らず物事全般に対して「過適応」するタチなので注意しなければ。
どう考えても仕事依存症ではないのだが。
「不味い!」読了。
筆者の本職は醸造学・醗酵学の先生らしいが、日経夕刊の連載にも現れているとおり、かなりの食道楽・健啖家でもある。
本書ではその筆者がこれまで出会った、不味いものを次から次と紹介している。観光地やホテル、病院などで出される食品についてはまあ定番の不味いものといって良いが、興味深いのはいわゆるゲテモノに関する記述である。虫、蛇、カラス、世界一臭い缶詰と呼ばれる「シュール・ストレミング」などなど、果敢に挑戦してその不味さを克明に報告している。
わかってるなら食べなきゃいいのに、というツッコみは禁止だ。
「鈴木先生 7」読了。
教師の中にもメンタルな面で病んでしまう人は多いらしい。が、こんな、妖怪変化みたいになってしまうことはめったにない、と信じたい。
「鈴木先生 6」読了。
1冊ほぼすべて学級会。しかも議題は担任の吊るし上げ。いやもう暑苦しいの何の。
だがそれがいい。
「失敗学」読了。
失敗学の提唱者による入門書。
山の中の温泉宿にたとえて、継ぎ足し型の設計の危険性を説くくだりはまさに我が意を得たり、という感じ。
「俳句―四合目からの出発」読了。
先日読んだ「きまぐれ博物誌」で紹介されていたもの。初心者の俳句を大量に集めて、その陥りがちなパターン別に指摘している。その指摘の厳しさたるや、やれ用語がステレオタイプだ、文法が間違っている、表現が冗長だ、と大量の例句まで挙げてけちょんけちょんである。
ところで、この本のあとがきは著者を「実作の面ではマイナーポエットにとどまりはしたけれども」と評している。ある意味、この本で最も切れ味鋭い批評かもしれない。