「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?荒俣宏、内田樹、瀬戸内寂聴、坂東眞理子、福岡伸一、藤原和博、茂木健一郎、養老孟司 8人の識者に聞きました」読了。
「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」という、良くある(しかし答えるのは結構難しい)質問に関して8人の識者が子供向け・大人向けそれぞれに解説する、という趣旨の本。どの説もそれぞれに説得力があり、しかもどれも方向性は似ていて頷けるものばかりだった。ただ、どの文章も上記の疑問に対する答えと言うより「子どもの頃の私はこうだった」という経験談、もっとありていに言えば自慢話に偏っており、実際に勉強嫌いの子どもを説き伏せる役には立ちそうもないのが残念なところ。識者の皆さんは、子どもを育てた経験が薄いか、説き伏せる必要もないくらい物分りの良いお子さんをお持ちだったのに違いない。
「四畳半王国見聞録 (新潮文庫)」読了。
帯の惹句にいわく「『太陽の塔』の森見登美彦が帰ってきた」。たしかに、これは「ペンギン・ハイウェイ」の森見登美彦ではない。どっちもいいが、この作品は他の作者にはちょっとかけないだろう。華麗なトランジション描写(!?)で魅せる「蝸牛の角」が特に良かった。
せっかくこのブログにあげた読書記録が1000冊を突破したというのに、こんなときに限ってTwitterとの連携がうまくいかない。連携サービス(TwitterFeed)に久しぶりにログインしてみたら、複数あったはずの設定がすべて消失していた。復旧させる気力も失せ、併用していたFeedBurnerに移行。
読み終わった本をブログに投稿するための支援ツール(自作・非公開)も電子書籍に対応。埋まることが保障されない入力欄を一つ増やすだけなのに、過去の自分の意図が読めなかったり新規のバグが発見されたり、かなり苦労した。
自分がKindleを使い始めたというだけの手前勝手な理由でAmazon検索@senmasa.comをKindle対応に修正。といっても検索先にKindleストアを追加しただけ。
場所ふさぎなので手を出せていなかった漫画のまとめ読みとかもちょっと検討してみたい。