「ラスト・イニング」読了。 「バッテリー」の続編というか外伝のような位置づけの作品。作者が続編書いてもいいかどうか、こっちをじっとうかがっていそうな気配。
「四畳半神話大系」読了。 前半を読んでいるときは、もっとミニマルな感じの作品かと思っていたのだが、各モチーフが順序を変えパートを変え繰り返され、それが終章で大きく展開していくさまは、ミニマルというよりは変奏組曲といった風情。
「謎の聖都―グイン・サーガ〈128〉」読了。 巻末に以下の記述があった。 “栗本薫さんは、2009年5月26日に、お亡くなりになりました。 このグイン・サーガ128巻『謎の聖都』は生前に書き上げられたものですが、冒頭のエピグラフ、及びあとがきは、出版直前に書かれることになっていたため、本巻には掲載することができませんでした。 ご了承ください。 早川書房編集部”
「他諺の空似―ことわざ人類学」読了。 作者の遺作に当たるらしい。各章の頭に配されたジョークが楽しい。しかもいくつかは未知のものだった。大収穫である。 が、作者の政治的批判が激しすぎて素直に笑えないのは残念。残り少ない時間であれも言っておかなければ、これも書いておかなければという焦りがあったのだろうか。
「夜は短し歩けよ乙女」読了。 結論:京都は狭い(いいのかそれが結論で)。
ところどころで「千と千尋の神隠し」っぽい映像が浮かぶ。よきかな。
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