「のだめカンタービレ (20)」読了。 ドラマで話題になって、久々の原作。 20巻の区切りを迎え、それぞれの登場人物の絡み・動きが大きく、やっぱり原作いいな、と思わせる巻。
「常識破壊トレーニング―やわらか頭をめざす100のレッスン」読了。 これまでの常識が破壊されるような雑学ネタ100連発。某大学雑学部出としては読んでおかねば。 だが、おあいにくさま。私の常識は著者が思っているよりずっと多様かつ柔軟だったらしい。
「バッテリー」読了。 読みごたえのある児童書との評判があるのは知っていたが、今回文庫版を見つけたので購入。噂に違わぬ読みごたえ。しかも、妻子に勧められるので投資効率も高い。
「百万ドルをとり返せ!」読了。 古い本だが、それぞれ特殊な技能を持つメンバーがチームを組んで悪と対決する、という構図には普遍的な良さを感じる。 さるかに合戦とか。
「ウニバーサル・スタジオ」読了。 ベタでシュールな短篇を読み進めるうちにじわじわと全体像が見えてくる巧みな構成。 ここまでベタでなくても、シュールでなくてもいいと思うのだが、その過剰感も大阪風、ということか。
「機械どもの荒野(メタルダム)」読了。 「星界」シリーズの作者による作品だけあって、軽妙洒脱な当てこすりが楽しめる。人類に対する愛に満ち溢れた敵役、という設定もいいが、惜しむらくは主人公三人組の性格が肉付け不足か。
「未来形の読書術」読了。 改まって解説すると大層だが、本を読むときにはだれでも、この本で取り上げているような動き(というかなんというか)をしているものなのだと思う。 大事なのは、そのことを必要なときに(だけ)思い出せるようにしておくこと。
「王女マメーリア」読了。 再読だが、初読は9年前なので記録しておく。名作「チョコレート工場の秘密」で児童文学者としても有名な作者だが、こうした味わい深い・毒の効いた短篇も実にいい。 「振り込め詐欺」の元祖とも言える手口も紹介されているので、興味のある方はぜひ。
「羊の宇宙」読了。 “一理ある”をいくら積み重ねても体系全体は説明できない。 それにしてもカールって誰だ。
「ゆらぎの森のシエラ」読了。 普段小さなキャンバスばかり相手にしている画家が、何を思い立ったか巨大な作品に挑戦した…そんな印象を受けた。この作者の他の作品に見られるような端正な趣が見られず、やや粗くなっている。が、これはこれでなかなか。
「ランドックの刻印 (グイン・サーガ 119)」読了。 まさにデウス・エクス・マキナ。しかし、物語が収束に向かう様子はまるでなし。いいぞいいぞ。
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