「沈黙のフライバイ」読了。
SFに限らず、フィクションを書くときのネタとなる「もし……だったら」という仮定。この作者の作品はどれも、ネタの数は少ない。世の中にはSF的なネタをこれでもかと詰め込んだ絢爛豪華な物語があふれている(私はそういうのも大好きなのだが)。この本に載っている作品がそれらに負けずどれもすばらしいのは「……だったら、こうなる」という展開がしっかりしているからだろう。その展開・ディテールの書き込みに自信があるからこそ、ネタはあえて抑え気味にしているのではないかと思える。抑えようとしても抑えきれないのか、表題作のラスト数行で作者自慢のネタがちらりちらりと見え隠れする。ストイックになりきれないところも、また良い。
不服申立の後、区役所内にある「区民情報ひろば」で文書公開の申請をした。公開請求対象とした文書は、「区立保育所障害児保育取扱要綱」と、「ここ数年の障害児保育実績のわかる資料」。区のホームページにも文書公開請求機能はあったが、文書の制定年度も文書名もわからないのに申請できるとは、あなどれないぞ区民情報ひろば。
行政不服審査法に基づく不服申立を行い、それに伴う口頭陳述に行ってきました。
八方塞がりになりかけているのですが、こちらが諦めないかぎり、だれもはっきりとしたNoは言い出さないようです。どこまで気力がもつか、ご用とお急ぎでない方は、見守ってやってください。