「クレギオン(1)ヴェイスの盲点」読了。
SF的な(必ずしも科学的とは限らない)考察がしっかりしていて、それでいてとってもご都合主義(ほめてます)。こういうバランス、好みです。
というわけで、野尻抱介を作者買いの対象に認定。
「クレギオン(1)ヴェイスの盲点」読了。
SF的な(必ずしも科学的とは限らない)考察がしっかりしていて、それでいてとってもご都合主義(ほめてます)。こういうバランス、好みです。
「レッド・マーズ(下)」読了。
政治SFかと思いきや、後半は(小川一水を思わせるような)土木SFと化してしまった。
大変すばらしい。
「怪盗ニック対女怪盗サンドラ」読了。
さらりと読めるが、後半になって「え、え?」と読み返してしまうことも。さくさくと楽しみたいが、口当たりのよさにだまされるのは禁物。
「大結婚。」読了。
そういえば、今日は6回目の結婚記念日(鉄婚式)。あらためて、妻に感謝したい。
「ドイツ人のバカ笑い」読了。
ジョークは世相を映すなどと言われるが、ドイツの現代史をたどりながら、その時代のジョークを紹介すると言う試みは大変興味深い。
ジョーク集としても、結果的に多様な形式のジョークが紹介されており、そういう意味でもお買い得な一冊と言ってよいと思う。
「ミステリア」読了。
複数の女性作家によるアンソロジー。すでに自分にとって評価の固まっている作者を目当てに購入し、他の作家を発見することができた。こうしたアンソロジーの利点の一つではないだろうか。特に「増殖」の明野照葉は収穫だった。
「ささらさや」読了。
このところいろいろあったので、家族のあり方とか、考えさせられてしまいました。
“いろいろ”の内容は、近日別のBlogを立ち上げて記録していこうかと思っています。
先日、母親から電話があった。中学時代のクラスメートKから電話が入ったという。指定された電話番号にかけてみて、いくつかのことがわかった。
・近日、久々のクラス会が開かれること
・クラスメートに連絡をとろうとしているが、特に男子はほとんど連絡がつかないこと
・本来なら幹事をやるはずのSは、3年前に交通事故で死んだこと
その電話番号は「店の電話なんだ」とKは言った。ふと思いついてその電話番号をGoogleで検索し、いくつかのことがわかった
・中目黒の商店街のはずれに、家族経営のこじんまりとしたケーキ屋があること
・良心的な価格設定と意外性のある味で、どうやら知る人ぞ知る店であるらしいこと
・最近店で働き始めた30代の若夫婦、がKらしいこと
中学時代はちょっと不良っぽかったKが、どんな顔をしてケーキを作っているのか、そのうち見に行ってやろうと思っている。
さて、米原万理の新作(新規文庫化)は、35年ぶりに旧友と再会する話で、第33回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞している。1960年代~2000年前後までの東欧という、軽々しく語ることのできない舞台を選びながら、それでも文章は軽妙さを失ってはいない。
みんな、元気かな。