「APPLE SEED 01&02」読了。
APPLE SEEDをはじめて読んだのは、中学3年の時。渋谷のソフマップ(当時は貸ソフト屋だった…)で知り合ったYさんの家で、だった。
当時は話が理解できなかった、という記憶しかなかったが、いま読むと、内容はすんなりと頭に入ってくる。19年もたつと、多少は成長するものらしい。
「APPLE SEED 01&02」読了。
APPLE SEEDをはじめて読んだのは、中学3年の時。渋谷のソフマップ(当時は貸ソフト屋だった…)で知り合ったYさんの家で、だった。
当時は話が理解できなかった、という記憶しかなかったが、いま読むと、内容はすんなりと頭に入ってくる。19年もたつと、多少は成長するものらしい。
「順列都市(上)」読了。
でもこれ、新刊で一度読んでるなあ。
そのときはそれほど感心しなかった(少なくとも「作者買い」の対象にはしていなかった)が、「幸せの理由」「祈りの海」「宇宙消失」と読んでくると、一貫したテーマ性が感じられて、また別の感慨がある。
……繰り返すが、負け惜しみではない。
ちなみにこの「順列都市」、上巻は現時点でAmazonで入手付加となっている(私も上巻だけ旭屋書店で買いました)。
「トリビアの泉 5」読了。
卒塔婆専用プリンターなどは記憶に新しいところ。
「祈りの海」読了。先日読んだ同じ作者の「しあわせの理由」よりも良かった。
短編小説、特にSFの短編は、その物語の基本となるルール、基本思想、発想といったものを(ルールは明らかでない、というルールも含めて)いかにすばやく提示できるかに妙味があると思うのだが、この本に収められている作品はどれも、その点がすばらしい。高い評価を受けているのも頷ける。
解説を瀬名英明が書いているのは「ミトコンドリアつながり」らしいが、解説を読むのはグレッグ・イーガンの本をすべて読んでからでも遅くない。
「極短小説」読了。
たった55語(日本語では200字)で書かれた短編小説を集めた本。
ぎりぎりまで切り詰めた字数で記述されているため、漫然と読んでいると落ちをつかみそこなう。いきおい、(オハナシの短さの割に)じっくりと読み込むことになる。
そういう意味ではとてもお買い得な本と言える。
それにしても新幹線に乗ると読書がはかどる。不経済だったらない。
「大えっち for men」読了。
なんというか、男女の冷静さの差のようなものを感じる。
「大えっち for women」読了。
最初はにやにやしながら読んでいたのだが、後半ちょっとげんなりした。
私もまだまだ修行が足りないな。
「永遠への飛翔」読了。
久々にSFっぽいグインサーガが読めた。このところ軍記物みたいだったからなあ。
「まかせて伸ばす【サントリーの連星経営】」読了。
題名に「経営」とあるが、経営論というよりは広い意味でのマーケティング論になっている。それはそれで悪くはない。
麦酒はやっぱり麦100%に限る!
「永遠の森 博物館惑星」読了。
データベースに直接接続された学芸員、という「サイバーパンクな」テーマにもかかわらず、作品は叙情的に仕上がっている。グーグルでの検索が1日30回を超える人は必読。
なお、作中に登場する「97鍵のベーゼンドルファー・インペリアルグランド」は実在するらしいです。
「タイムライン(下)」読了。
一気に読み通してしまった。さすがクライトン。あっぱれクライトン(<ちがう)。
この作品、映画化されている。そろそろDVDも出るかな。
「タイムライン(上)」読了。
歴史の研究者が中世にタイムトリップして…という設定から、「ドゥームズデイ・ブック」に似た話を想像していたが、クライトンらしいスピーディーな物語が展開している。
先日、「クリティカルチェーン」を読んだので、順番は前後するが、「ザ・ゴール」を読んだ。ビジネスプロセスを小説で紹介することに関する問題はあるが、まあ面白いやり方なのでそれもよし。また、小説自体が読み物として良くできているわけでもない。あくまで「退屈しない教科書」のレベルと考えたほうが失望は少ない。
「あはれといふこと」読了。
作者の小林秀雄は評論家の小林秀雄でも作曲家の小林秀雄でもない小林秀雄で、“萬名”小林井秀雄の方が通りがいいかもしれない。
で、内容は予想通りというか、予想以上のくだらなさ。