「数学ガール」読了。
作者はプログラミング関係の本をたくさん書いている、その道では有名な方(私も、「Perlで作るCGI入門」でお世話になった)。恋愛小説と数学教科書の中間、という非常に読み手を選ぶ本だが、恋愛・数学とも初心者向けにとても読みやすい(!?)。
一部、文体がギコ猫とデザインパターンになっていて、笑えます。
「鼻 (角川ホラー文庫)」読了。
第14回日本ホラー小説大賞受賞作。
ホラーと言えば襲撃・血みどろ・阿鼻叫喚、という方には向かないかもしれない。「世にも奇妙な物語」テイストとでも言おうか。
「主君「押込」の構造―近世大名と家臣団」読了。
第10回サントリー学芸賞受賞作。
論理の持って行き方が多少強引に感じるのは、この手の本を読み慣れないせいかもしれない。押込という、部下の反逆とも取れる行為が、制度・慣行として洗練されていく過程を感じることができて興味深い。
「遺跡の声」読了。
第1回日本SF大賞受賞作「太陽風交点」の原型となった短編版を含む連作集。短編から長編へのリライト、というパターンはカードの「エンダーのゲーム」を思わせる(エンダーのゲームのほうが5年ほど後の発表)。
前回大事なことを書き忘れた。「バビロニア・ウェーブ」は星新一の作品の本歌取りだと思うのだが、作品名が思い出せない。どなたか詳しい方、コメントかトラックバックで情報をお寄せいただけないだろうか。
(*)星新一の作品:うろ覚えだが、以下のような筋。とある洞穴から強力な光線が流れ出てくる。人類はその無尽蔵のエネルギーを利用して大いに発展する(「工夫するよりエネルギーを使え」的な発想になっていくところが「バビロニア・ウェーブ」に共通する)。やがて人類は最大のプロジェクトとして、時間旅行を計画する。時間の壁を突破するため、大量のエネルギーを一点に集中すると、時空に穴が開き、そこからエネルギーが過去に流れ出ていく。人類が利用してきたエネルギーは、実は未来からのものだったのだ。「これからは過去にエネルギーを供給するために知恵を絞らなければ…」というオチ、だったような。
Books
日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書 (1905))
バースト・ゾーン―爆裂地区 (ハヤカワ文庫 JA ヨ 3-1)
ダーティペアの大征服 (ハヤカワ文庫 JA―ダーティペア・シリーズ (921))
サイロンの光と影 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-121 グイン・サーガ 121)
恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)
恐怖の存在 下 (3) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-26)
ソフィストとは誰か?
司政官全短編 (創元SF文庫 ま 1-1)