「アイネクライネナハトムジーク」読了。
登場人物たちの人生が緩やかに絡み合いながら物語を作っていく、作者お得意の手法。ラブコメ版「フィッシュ・ストーリー」といった趣き。
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「アイネクライネナハトムジーク」読了。
登場人物たちの人生が緩やかに絡み合いながら物語を作っていく、作者お得意の手法。ラブコメ版「フィッシュ・ストーリー」といった趣き。
「身近な統計 (放送大学教材)」読了。
記述統計から時系列分析あたりまで(多変量解析は含まれていない)、基本的な内容がコンパクトにまとまって読みやすい。ローレンツ曲線とジニ係数の取り上げられ方は若干唐突な印象だが、気になっていたことのいくつかが「使える」かたちで紹介されていてありがたい。
「銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)」読了。
なんかしばらく見ない間にみんなたくましくなっちゃって。
「首折り男のための協奏曲」読了。
作者お得意の、凝った構成の連作短編集…と思ったら、あとがきに「一つにまとめることは念頭になかった」とあってびっくり。個々の短編もそれぞれに凝っていて、中でも「月曜日から逃げろ」は最後の最後に文字通りひっくり返される快感を味わわせてくれる。
「死神の浮力」読了。
そうは言っても最終的にはすっきりするだろうという安心感がある。一定の確率で最終的に悪役が完全勝利する作品も書いてみてほしいものだ。売れないだろうけど。
「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」読了。
本編の20年後を舞台にした書き下ろし「負の方程式」が思いの外よかった。強烈な経験をした人の言葉は、(自身の能力とは必ずしも相関しない)重みを持つものだと感じる。
「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)」読了。
引き続き重苦しい話だが、登場する子供たちが生き生きと頑張っているので嬉しくなってきてしまう。だが、実際に中学3年生と暮らしている立場から言わせてもらうと、中学生って(少なくとも男子中学生は)もっとおバカな生き物だと思う。