「白き狼の息子」読了。
新三部作もようやく完結。いわゆる〈エルリック・サーガ〉は、白い人と黒い剣の物語だと思っているのだが、本作は白い人は多すぎ、黒い剣はなかなか出てこない。主役の登場を待つのが楽しいという被虐趣味をお持ちの方にはベストチョイスと言えよう。
「白き狼の息子」読了。
新三部作もようやく完結。いわゆる〈エルリック・サーガ〉は、白い人と黒い剣の物語だと思っているのだが、本作は白い人は多すぎ、黒い剣はなかなか出てこない。主役の登場を待つのが楽しいという被虐趣味をお持ちの方にはベストチョイスと言えよう。
「膚の下(下)」読了。
上巻を読んでいる間は、こんな展開予想もしなかった。実にすばらしい。
「ねこのばば」読了。
主人公達の関係を示す裏設定的な短篇が多い。そうした作品であっても手を抜かずに謎解きやどんでん返しを用意してあって好感がもてる。
「ぬしさまへ」読了。
この文体、この設定には短篇集という形式が確かに合っている。
「しゃばけ」読了。
短い話にいろいろ詰め込んでいるが、読みやすく楽しめる。シリーズ第1作ということで登場「人物」の紹介にページを多めに割いている感はあるが、その分次作以降はスムーズに読み進められそう。
「膚の下 (上)」読了。
SFの形をとってはいるが、これは若者の成長を、指導者と教え子のあり方を、描いているように思える。上巻の後半からまた異なったリズムが出てきていて、下巻がどうなっているか、本当に楽しみ。
「掃除当番―武富健治作品集」読了。
「鈴木先生」の作者による短編集。鈴木先生の外伝的エピソードを含む。
内容はさておき、本じたいの紙質の悪さが気になった。作者には頑張ってもらい、紙質の良い贅沢な装丁の単行本がばんばん出るようなえらい漫画家になってほしいものです。
「鈴木先生 (2)」読了。
日常の物事ひとつひとつにこんなに神経使ってたら疲れちゃうでしょ普通。こんな人いるわけない、いないいない。と思いながらいつの間にか主人公に共感してしまうこの不思議。