「魂手形 三島屋変調百物語七之続」読了。
聞き取りという形式をとっているので「語り手が聞いた話」はアラビアンナイトのような入れ子構造になる。表題作、地の文が3層目から2層目に戻ったのか1層目に戻ったのかを一瞬見失ったりしていた。
このシリーズ、ハードカバーは各社から出ているが文庫化はすべて角川がおこなっていて、1~5巻が先日ついに電子書籍化された。宮部みゆきの小説が電子書籍化されたのは初めてではないかと思う。いろいろ調整が大変だったと思うのだが、本当に本当にありがたい。応援の意味も込めて合本版を購入。