「100文字SF (ハヤカワ文庫JA) 」読了。
100文字になるまでそぎ落とし煮詰めたSF短篇200篇をかたっぱしから。世が世なら王侯貴族にだって許されない贅沢。
「月の光 現代中国SFアンソロジー」読了。
ただでさえSF短篇は大好物で、しかも最近とみに翻訳が増えている中国SFとあれば読まない理由はない。ケン・リュウによる序文にもあるようにやや玉石混淆という感じはあるが、巻末のエッセイもあわせ、中国SFの現状が概観できる。私自身はあまりジャンル定義の議論に興味はないのだが、ある種のタイムスリップものがひとつの(サブ)ジャンルをなしていたり(日本でいう「異世界転生もの」に近い感覚か)、かの国でもそういう人はそういう服を着ている、とか、非常に面白かった。
引き続き中国SFに注目する。
「有害超獣 極秘報告書」読了。
こういう「否応なしに生活に組み込まれる異常な事象」という設定、好き。でも、画集は電子書籍には向いてないかな。本当は電子書籍向けの編集/割付のありかたがもっと模索されてしかるべきなんだけど。