「月の光 現代中国SFアンソロジー」読了。
ただでさえSF短篇は大好物で、しかも最近とみに翻訳が増えている中国SFとあれば読まない理由はない。ケン・リュウによる序文にもあるようにやや玉石混淆という感じはあるが、巻末のエッセイもあわせ、中国SFの現状が概観できる。私自身はあまりジャンル定義の議論に興味はないのだが、ある種のタイムスリップものがひとつの(サブ)ジャンルをなしていたり(日本でいう「異世界転生もの」に近い感覚か)、かの国でもそういう人はそういう服を着ている、とか、非常に面白かった。
引き続き中国SFに注目する。
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