Reading: 2019年8月アーカイブ

「アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)」読了。
「百合SF」というサブジャンルで編んだアンソロジーということで、ついていけるか心配だったけど思ったよりずっとずっと平気だった。小川一水の書き下ろしが特によかった。飲み屋のテーブル席で主人公たちがわちゃわちゃしているのを、自分はカウンターで飲みながら背中で聴いていたい感じとでもいおうか。


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「没イチ パートナーを亡くしてからの生き方」読了。
配偶者を亡くし単身となった人を「没イチ」と呼んでその生き方を論じる、という内容。著者自身も没イチ、とのこと。この手の話題を論じるとき、当事者でないと許されないような空気があるのが気になる(本書でもそういった記述が少しあった)。自身の体験からの気づきがあったり周囲に同様の境遇の人がいたり、といった「有利さ」はもちろんあるのだろうが…。
健常者が障害者福祉を、シスヘテがLGBTを、男性がフェミニズムを、語っても「話題性に欠ける」のだろうか。


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「ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF)」読了。
ジョージ・R・R・マーティンというと、今や #ゲームオブスローンズ の原作者として有名なんだけど、私にとってはやっぱりSF作家。この中篇集もとても良かった。70年代っぽい絵が浮かんでくる表題作もさることながら『この歌を、ライアに』がやるせなくてとてもいい。調べたら著者が最初に(!)ヒューゴー賞をとった作品だった。むべなるかな。


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