「叛逆航路 (創元SF文庫)」読了。
世界の名だたるSFの賞を総ナメした作品。
設定を一読しただけでワクワクしてくる、実にSFらしいSF。またその設定ゆえに、世にも珍しい「一人称かつ神の視点」とでもいうべき珍しい文体で記述される。ネタバレになるので詳述は避けるが、この文体が本作前半だけのものになってしまうのは本当に惜しい。
Kindle版はこちら。
「叛逆航路 (創元SF文庫)」読了。
世界の名だたるSFの賞を総ナメした作品。
設定を一読しただけでワクワクしてくる、実にSFらしいSF。またその設定ゆえに、世にも珍しい「一人称かつ神の視点」とでもいうべき珍しい文体で記述される。ネタバレになるので詳述は避けるが、この文体が本作前半だけのものになってしまうのは本当に惜しい。
「「少し先の未来」を予測する クックパッドのデータ分析力」読了。
求めていたものとはちょっと違ったけれど「自社内で自らのアイディアを売り込む」ときのアプローチの教科書としてとても参考になりそう。
「進撃の巨人(18) (講談社コミックス)」読了。
プロの漫画家をつかまえていうことではないのは百も承知だけど、なんか絵がうまくなってるような気がする。
「エクソダス症候群 (創元日本SF叢書)」読了。
精神医療をテーマとする、作者の初長編。なんとも言えない切迫感がある。作者は“うつ病からの脱出に成功した人たちをレポートするドキュメンタリーコミック”「うつヌケ」に登場しているようだ。単行本が出たらそちらも読んでみよう。
「日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書」読了。
良書。初心者にもお勧めだが、日々の業務に追われて分析の段取りが雑になりがちな中級者にこそ手に取ってほしい。
「ユートロニカのこちら側 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」読了。
第3回ハヤカワSFコンテスト受賞作。
輝きに満ちて平和で、しかし住んでいるのは「哲学的ゾンビ」だらけというディストピアを描いた連作。SFとしては結構ありきたりなテーマなのに、こんなにも示唆に富んでいると感じてしまうのは、この怖さが身近なものに思えるからなのだろう。恐ろしい「あるあるネタ」だ。