「獣の奏者 外伝 刹那」読了。
作者によるあとがきにいわく、「『獣の奏者』は児童文学ではありません。(中略)内容にも表現にもなんの手加減も加えませんでした」。確かに手加減はなかった。小学生の息子に読み聞かせていて、ちょっと困りました。本人は普通に読み進めていましたが。
「悪意 (講談社文庫)」読了。
前半4分の1あたりで犯人が逮捕されたときにはどうなることかと思いました。
異様に執念深く周到な犯人(そしてその意図を完全に読み解く刑事)、という設定に無理があるようにも感じました。しかし、ウルトラマンやハリーポッターを受け入れておいて加賀恭一郎はダメというのもおかしな話です。フィクションはフィクションと割り切って、随所で「そんな奴ぁいねーよ」とツッコミを入れるのがいいのでしょう。多分。