「神様からひと言 (光文社文庫)」読了。
まったくの偶然だが、この前に読んだ「夢見る黄金地球儀」と同じく、この作品もコンゲームものの要素を含んでいる。たしかに物語のクライマックスはコンゲームにおかれているが、描写はもう少し別のところに力点を置いていて、それがまとまりのよさにつながっているように感じられる。
「神様からひと言 (光文社文庫)」読了。
まったくの偶然だが、この前に読んだ「夢見る黄金地球儀」と同じく、この作品もコンゲームものの要素を含んでいる。たしかに物語のクライマックスはコンゲームにおかれているが、描写はもう少し別のところに力点を置いていて、それがまとまりのよさにつながっているように感じられる。
「夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)」読了。
コンゲームもの、というジャンルになると思う。緻密な計算と周到なしかけ、最後の最後の種明かしで爽快感…ともすればご都合主義に走ってしまいがちな筋書きをまとめあげることに、ぎりぎりのところで失敗している。失敗してはいるが、別に面白ければいいのだ。ご都合主義万歳。
「泳いで帰れ (光文社文庫)」読了。
“贔屓のチームがふがいない戦いをするとついつい罵倒してしまうファン心理”がよく出ている。わたし自身は“スポーツは日経新聞のスポーツ面を読んで結果がわかれば充分”というタイプなのでとても新鮮に感じた。
「同級生 (講談社文庫)」読了。
盛り沢山なアイディアをこのページ数におさめるのはすごい。提示されたすべての謎に説明がついたのかを確認したくなるほど。
「少女には向かない職業 (創元推理文庫)」読了。
“こういう話を書きたい”というイメージありきで書いてしまった、という印象が拭えない。これはこれで楽しく読んでしまったが、この楽しさが作者の意図したとおりのものなのかは疑問。
「鳥人計画 (角川文庫)」読了。
犯人が「探偵は誰か」を推理する、という趣向はいいのだが、持って行き方に若干無理があるような…。
「楽園 下 (文春文庫)」読了。
ミステリーに超常能力者を登場させることは賛否ある(例のノックスの十戒にも反するし)が、私は「あり」だと思う。扱いを間違えれば荒唐無稽になりそうな設定を中心にすえてそのやるせなさを「リアルに」表現するのはこの作者ならではのワザだと言って良いだろう。
「楽園 上 (文春文庫)」読了。
模倣犯の続編、ではないな後日談?うーん、世界観/設定を共有…まあ、そんなかんじの作品。前作を読んでいなくても特に問題なく楽しめるが、読んでおくと登場人物の言動に説得力が増すように思われる。
「獣の奏者 II 王獣編」読了。
あら?終わっちゃった。まだあと2冊あるはずなのに。
「オブ・ザ・ベースボール」読了。
シュール。
ペダンチック。