音とり用のキーボードが欲しくなって、安物買いの銭失い経由でちょっと変わったチョイスで落ち着いた話。
ご縁があって、3月末からある合唱団に参加して歌わせていただいている。(来年4月演奏会です!みんな来てね!)なじみのある曲なのだが、何せブランクがあって音が怪しい。アンサンブルの最中にちょっと音を確かめるためにミニキーボードが欲しくなった。
まっとうなチョイスは、カシオ SA-46一択。中古品でよければGZ-5もいい。だが、昔の「ポータ」はもっと小さくなかったか。
アマゾン、楽天、カカクコムなどなどを渉猟したあげく、思い余って手を出したのがこれ。
株式会社アーテックの、その名もエンジョイキーボード。そうそう。こういうサイズが欲しかった。(260×90×30mm)
結論:おもちゃにも程がある。
もちろん、おもちゃです。送料入れても1000円しないようなものを音とりに使おうなんて考えが甘い。確かに。でも。
音が割れる→想定内
音色がちゃち→想定内
そもそも音色を切り替えられない、音量を調整できない→想定内
スイッチを入れるたびにファンファーレみたいなのが鳴る→このさい許容したっていい。
でも。
Cのキーを押すとGが鳴る、全部5度ずれているのかと思ったら一番下のFを押すとHが鳴る。→これは無理。
気になった時にぱっと音が鳴らせて持ち運びが楽なものが欲しいだけなのに。ふたたび探求の旅に出て、Amazonで見つけたのがこれ。なんと、カテゴリーは「絵本」!?
だいすきピアノえほん (たまひよ楽器あそび絵本)
小さい(238×176×32mm)。メカニカルスイッチでOff-音量小-音量大が切り替えられるし(絵本にミニキーボードが組み込まれているタイプだと、電源が光センサー連動になっている場合もある)、Onにするとすぐ音を出せる。そしてなにより、音程が正しい。
いやあ、紆余曲折の末とはいえ、いい買い物ができた。と自分では思うのだがどうだろう。
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