「ウルトラマンデュアル (TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE)」読了。
先日読んだ「多々良島ふたたび」に続く、円谷プロと早川書房の共同プロジェクトから生まれた作品。今回はアンソロジーではなく、ウルトラマンシリーズの世界観を援用した骨太の長編作品となっている。「シオンシステム」「ダイナミックフィギュア」の作者による作品らしく(!?)若干盛り込みすぎのきらいはあったが、ヒーローの存在や闘いを正面から描写していてとても良かった。
#ウルトラシリーズに限らず、特撮作品の設定を用いた小説作品はともすればヒーローそっちのけで「人間」を描いてしまいがちなのが子供っぽい大人読者としては不満なのだ。
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