「闇の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)」読了。
題名通り、決して明るい話ではないのだが、読後感は悪くない。あとがきによると、子どもの読者は第1作が、大人はこの第2作が好きだという。むべなるかな。
「闇の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)」読了。
題名通り、決して明るい話ではないのだが、読後感は悪くない。あとがきによると、子どもの読者は第1作が、大人はこの第2作が好きだという。むべなるかな。
Playground@千正.com、またしても久々に、またしてもサイトリニューアル。
世の中には奇特な方がいるもので、FoxArcadeなるオープンソースCMSがあって、それを使うとFlashゲームを紹介するサイトが簡単に作れる。今回、実際に使ってみたらけっこう大変だったので、何回かに分けて「こんな風にやりました」を残しておこうと思う。
「精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)」読了。
いくつもの賞を受賞し、アニメ化もされた「守り人シリーズ」の第1巻。
何年か前にシリーズまとめて息子にプレゼントしたもので、断片的に読み聞かせることはあっても通して読むことはなかった。この機会に全巻を通しで読む。
「アイの物語 (角川文庫)」読了。
アンドロイドがヒトに語って聞かせるという趣向の山本弘版“千夜一夜物語”。インターミッションをはさんで配置される物語の数や、物語によって次第にかたくなな心が開いていくという展開は、千夜一夜というよりは「リンゴ畑のマーティン・ピピン」を思い出す。
え、知らない?名作なのに。
「プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)」読了。
久々のグレッグ・イーガン。
“削除されてしまう側のクローン”ネタが若干多いか。
「ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ」読了。
先日聞いた講演で「ベックストロームの法則」と称する数式が紹介されていたため、著書を探してみた。しかし、その数式がこの本の著者(共著者)に由来するものかどうかは確証が得られなかった(<だめじゃん)。
で、この本は“Web2.0”という言葉がもてはやされていた時期に書かれたもので、従来の一極集中型組織(=蜘蛛)よりも分散型の組織(=ヒトデ)のほうが優れている、という主張に基づいている。たしかに、一極集中型組織と分散型の組織が争った場合、後者を完全に滅ぼしてしまうことは難しいかもしれないが、一極集中型組織の効率性などに対する評価をきちんと行わずに、すべての成功する組織は分散型か、分散型と集中型のハイブリッドであるとしてしまうのはいささか我田引水が過ぎないだろうか。
「機龍警察(ハヤカワ文庫JA)」読了。
先日読んだ『結晶銀河 年刊日本SF傑作選』で番外編(というのだろうか)が取り上げられていたので買ってみた。(最近こうしたアンソロジーが一種のカタログとして機能するようになった。手抜きといわれてしまうかもしれないが、ありがたいことだ。)
で、その番外編はまったくSFではなかったのだが、こちらはちゃんとSF。リアリティと荒唐無稽のバランスが、若干荒唐無稽寄りなのが、良い。
「闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)」読了。
表題作は再読。じわじわと怖い話、という軸で集めた5編。
内容とは関係ないが、表紙や口絵が、ちょっと60年代っぽくて良い。星新一の短編集における真鍋博のイラストのような感じ。
「エンパワード ソーシャルメディアを最大活用する組織体制 (Harvard Business School Press)」読了。
TwitterやFacebookで大きな影響力を獲得した顧客に対応するため、従業員にもっと権限とリソースを与えて臨機応変に対応させよう、という趣旨の本。「大きな力を与えられ、臨機応変に行動できる従業員」を、この本ではHighly Empowered and Resourceful Operative → HEROと呼んで持ち上げている。なるほどモンスター顧客に対してはヒーローをぶつけるわけね…と納得していたが、そもそもモンスター○○という言い方は和製英語らしい。残念。
全体を通じて、まあおっしゃりたいことはごもっともと思うのだが、声の大きい顧客により柔軟に対応するために声の大きい従業員にもっと権限とリソースを、って、要は「ごね得」ということなのでしょうか。本当にそれでいいの?