「おまえさん(下) (講談社文庫)」読了。
しみじみと面白かった。月刊誌に連載されていたためか記述がところどころくどかったり、シリーズも第3作で登場人物に「キャラ被り」があったりはするが、実にいい。
「おまえさん(下) (講談社文庫)」読了。
しみじみと面白かった。月刊誌に連載されていたためか記述がところどころくどかったり、シリーズも第3作で登場人物に「キャラ被り」があったりはするが、実にいい。
「おまえさん(上) (講談社文庫)」読了。
「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ第3弾。前作から3年弱、長らくお待たせしたのでという理由からハードカバーと文庫同時刊行らしい。ありがたいことだ。
「海の底 (角川文庫)」読了。
打って変わって「MM9」ばりの怪獣対警察/自衛隊。「気特対」創設前夜と思って読むとまた別の味わいが。
「空の中 (角川文庫)」読了。
異質な存在とのファーストコンタクト物としてよくできている。解説が(「…絶句」の!)新井素子だというのもなかなか。
「塩の街 (角川文庫)」読了。
角川文庫からの刊行は順序が違っているが、「図書館戦争」作者による通称「自衛隊3部作」の1作目。結果的に、読む順序はあまり気にする必要はなかった。
「のぼうの城 下 (小学館文庫)」読了。
ちなみにこの作品、2011年9月17日(昨日だ)に映画が公開される予定だったが、「水攻め」のシーンがあることから、東日本大震災による被害に配慮し、2012年秋に公開を延期したらしい。確かに映画向き、というか、明確にシーン割を意識して書かれている感じがする。
「のぼうの城 上 (小学館文庫)」読了。
昔熱中していた「信長の野望」で北条家家臣として登場していた成田家の武将はとにかく「使えない」というイメージだった。そんな家臣を操って豊臣軍の猛攻を跳ね除けるところに妙味はあったわけだが。
さて、この本。ベストセラーになった時代小説ということで、もっと堅苦しい内容を予想していたのだが、その予想は大きく外れた。まるでシミュレーションゲームのノベライズかと思わせるような息もつかせぬ展開で飽きさせない。
「グイン・サーガ・ワールド2 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
こうやって外伝を書いている人たちの中から正伝を書き継ぐ人が出てくるのだろうか。
「アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
表題作、先日創元の「結晶銀河」で読んだばかり。だが、この短編集に組み入れられると短編集全体が持つメッセージの一部を担っているかのように感じられる。
「きよしこ (新潮文庫)」読了。
思っていたほど暗い話ばかりではなかったが、この本を読んで明るい気分になるほど明るい話ばかりでもなかった。