「卒業 (講談社文庫)」読了。
読む本を切らして困っていたら後輩のS君が譲ってくれた本(ありがとう助かりました)。
内容は、本格的な推理小説ってやつなのかもしれないが、犯罪者(あるいは犯罪的行動をとる人)がちょっと多すぎないか、という印象。
「卒業 (講談社文庫)」読了。
読む本を切らして困っていたら後輩のS君が譲ってくれた本(ありがとう助かりました)。
内容は、本格的な推理小説ってやつなのかもしれないが、犯罪者(あるいは犯罪的行動をとる人)がちょっと多すぎないか、という印象。
「重力ピエロ (新潮文庫)」読了。
これまた映画化された作品。映画化はうまくいったほうなのではないかと思う。やはり程よく端折るのは大事なこと(ラッシュライフにも登場するある人物が映画ではカットされていて個人的には残念なのだが)。
「天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)」読了。
小川一水の最高傑作(になるのではないかと楽しみにしている)シリーズ、第3巻。
1巻2巻で容赦なく放置されていた謎に少しずつ手がかりを与えるというのは、明らかに作者が確信犯としてやっている感じで楽しい。また、各巻の登場人物同士になんとなく類型が見え隠れするのもいい。これは小川一水版「豊饒の海」なのではないか。
「ラッシュライフ (新潮文庫)」読了。
私は小説を映画化した作品については先に原作を読むようにしているが、この作者に限っては映画が先になることが多い。
で、この「ラッシュライフ」についていえば原作のほうが面白かった。この構成の面白さを映画にもってこようとしてもかなり難しいだろう。むしろその果敢なチャレンジ精神に拍手を送るべきかもしれない。
「量子回廊 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)」読了。
年刊日本SF傑作選も、2009年度版で3冊目。引き続き実に贅沢なラインナップで嬉しくなる。
第1回創元SF短編賞受賞作「あがり」を収めている。
「MM9 (創元SF文庫 )」読了。
いわゆる「怪獣もの」でありながらSF小説としても本格的なものを目指す、というチャレンジがすばらしい。TVドラマ化もされており、こちらはこちらで「怪獣もの」の体裁をとりながら怪獣はほとんど画面に登場しないというすばらしいチャレンジ(笑)。
終盤「ネーミングだけでそこにつなげるかぁ」「設定上仕方ないかもしれないけど、そこに落とすかぁ」はあったけれど(いや、それだからこそ、か?)、昔ウルトラマンやゴジラに熱狂したことがあって、「空想科学読本」シリーズもニヤニヤしながら読んだような人におすすめ。ついつい読みふけってしまいます。
#現役小学生に与えてもOK。すっごく面白かった、とのこと。君は何もわかっちゃいないな。