「パンツの面目ふんどしの沽券」読了。
ふざけたタイトルととんでもないテーマであるにも関わらず、下品ではない。これは作者が真面目に(かつユーモアを忘れることなく)アプローチしている証拠だと思う。
これを読めば、これまで触れることのなかった分野についての教養がたっぷりとつくこと請け合いである。
「陰陽師瀧夜叉姫 下」読了。
このストーリーとあのキャストでまた映画を作らないかな。
「陰陽師瀧夜叉姫 上」読了。
ひさびさの陰陽師。シリーズを通して読んで来ているが、文庫で上下巻というボリュームは初めてではないかと思う。
「NHKにようこそ!」読了。
以前から気になっていた本。主人公の凄絶なまでのダメ人間っぷりを楽しむ、という趣旨(たぶん違う)。
「言葉を育てる―米原万里対談集」読了。
ほうぼうで行った対談を収めているため、若干ネタのかぶりが見られる。ネタは豊富に持っていた人なのだと思うが、サービス精神と個々のネタに対する厳しい基準がこの現象を生んでいるのだろう。それはそれでいいものだ。
「日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ 」読了。
昨年末から長らく積ん読になっていた本。この手の本としては異常と思えるほど読みやすかった。食わず嫌いでこの本を読んでいない方は騙されたと思って手に取ってみてほしい。
第29回サントリー学芸賞、第10回読売・吉野作造賞受賞作
「[非公認]Googleの入社試験」読了。
以前に類書「ビル・ゲイツの面接試験」を読んだのだが、マイクロソフトよりもGoogleのほうがより高度な問題を出しているらしいことがわかった。だが、マイクロソフトとGoogleでまったく同じ問題が出ているのはどういうわけだろう?こんな、奇を衒うことが自己目的化しているような試験で標準化もないだろうし。
「深海のYrr 下」読了。
ほんとうにハリウッド映画化されるらしい。笑える。
「深海のYrr 中」読了。
不吉な予感。
謎の災害→人類の英知を結集→敵の正体判明→新兵器投入→最後の決戦・尊い犠牲→愛の勝利、というパターンにいってしまわないだろうねまさか。
そんなのハリウッド映画に任せておけばいいのに。
「深海のYrr 上」読了。
先日読んだ「パンドラ」(竜頭蛇尾な感じが残念でした)に似た出だし。派手なドンパチに持って行ってしまうという誘惑に、この作者は耐えられたかどうか。