「シモーヌ」を観た。
CGで俳優を創る、というアイディアは、技術的にはぼちぼち可能になっている頃だろう。CG俳優は生身の俳優のように「楽屋にはこれを用意せよ」的な無理難題を押し付けることも、危険なシーンに尻込みすることも、監督の意向に逆らうこともない。いいこと尽くめのように見えるが、一方で生身の俳優は監督には思いもつかないような創造性を発揮することが可能である。
少なくとも今のところは、そうした生身の俳優のメリットがCG俳優のそれを上回っている、ということなのだろう。
少なくとも今のところは。
コメント