「漫画訳 雨月物語」読了

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「漫画訳 雨月物語」読了。
畏友、武富くんによる漫画訳。物語を視覚化するという行為の凄みを感じた。とくに「白峯」で上皇が一瞬、人間態(笑)に戻るシーンは「そう来たか」とゾクっとした。もちろんこれは原文の『御面も和ぎ、陰火もややうすく消えゆくほどに、つひに竜体もかきけちたるごとく見えずなれば』あたりに対応しているのだが、素人はどうしても姿が消えるという超自然現象に気を取られてしまうところを、この漫画家はあの表情をひょいと提示してみせるのだ。全くすごい。