2011年4月アーカイブ

「ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話 (平凡社新書)」読了。
空想上の生物とされる“龍”が、実は古代の中国に生きていた巨大なワニだったことを解き明かす本、らしい。
だが、その件についての記述は28ページに「これは私の推理にすぎないが」との但し書きつきで述べられるだけで、あとは延々とワニに関する薀蓄が続く(しかも、いずれも「かもしれない」「だと思う」といった言い訳つきで)ことになる。
もしかしてトンデモ本をつかんでしまったのだろうか。

「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
シリーズ第1作が出てから30年以上たつらしい。昔はアニメ化もされていたが、こいつはアニメ化するにはちょっとシュールすぎるな。いや、まてよ。「鈴木先生」がドラマ化されるご時勢だ。案外あるかも。

「青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)」読了。
このところのSF短編ブーム(あるのかそんなもの)の影響で2編は再読だったが、かまうものか。特に表題作は再読・三読の価値あり。

「嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)」読了。
加賀恭一郎シリーズの短編集。妻のいわく「最初に加賀が会いに行った人がほぼ犯人なのでつまらない」。この本はそういう楽しみ方ではなく、いわば名場面集的な読み方をするべきなのだと思う。

「赤い指 (講談社文庫)」読了。
これまでのがちがちの本格推理路線から若干「人情話」っぽい方向に舵をきっている。
「親を何だと思ってるんだ――」。登場する数組の親子それぞれについて、そして読者である自分自身にもその問いかけが繰り返されているように感じなくもなかった。


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