「向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
ハードボイルド、もっと粗いくくりで言えばミステリーの短編集なのだが、事件が起きるぞ起きるぞ、と思わせて起きない、みたいなのがあって楽しい。このシリーズならではという感じがする。
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「向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
ハードボイルド、もっと粗いくくりで言えばミステリーの短編集なのだが、事件が起きるぞ起きるぞ、と思わせて起きない、みたいなのがあって楽しい。このシリーズならではという感じがする。
「バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)」読了。
これが映画版の原作ということらしい。wikipediaでキャストを確認してなんとなく納得するようなしないような。
「母の記憶に (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)」読了。
質・量ともに近年最高レベルのSF短編集。それにしても欧米の読者はどのくらい「三国志」や「西遊記」に親しんでいるのだろう。すんなりと楽しめるくらいに中国由来の文化にも触れていた私はラッキーなのだろう。
「三鬼 三島屋変調百物語四之続」読了。
とても面白かったが、ここ数年で買った本の中では一番早く捨てる/手放すことになると思う。理由は、紙の本だから。私の中で電子書籍の普及は「紙の本は買って高く置いておくのに場所を食う贅沢品」「読みたい本が紙でしか出ていなければ諦める」レベルまで来ている。
「希望荘」読了。
宮部みゆきの作品にありがちな「邪悪な人物」が登場するのに、このシリーズは妙に読後感が爽やか。これは主人公の「嫌な奴との距離の置き方」がうまいためだと思う。参考にしよう(?)。
「英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」読了。
先日読んだ「英国一家、日本を食べる」の続編。もともと1冊だった本を2つに分けたというより、選り抜きのエピソードで日本語版を作ったら意外に売れたので残りのエピソード+αでもう1冊作ったような感じがする。それでも充分面白く読めるのは、日本の食文化そのものがもつパワーと「普段あたり前と思っていることのよさを、外部の人に教えられる(本書エピローグより)」新鮮さによるものだろう。