「不全世界の創造手(アーキテクト)」読了。
フォン・ノイマン・マシン(といってもノイマン型コンピューターではなく、自己増殖機械のことだそうな)をテーマにした作品。
面白かったが、最後の最後に誤植があって興醒め。
「願い星、叶い星 (奇想コレクション)」読了。
奇想コレクション読破キャンペーン第6弾(何冊読んだか忘れるといけないので書いておく)。
ベスターというと「虎よ、虎よ!」を、たぶん中学生のころに読んだきりだが、こんなに短編を書いているとは知らなかった。オチがスピーディーなので、びっくりしっぱなしで読み終えることができる。これはきっと訳もうまいのだと思う。
「ふたりジャネット (奇想コレクション)」読了。
2005年「SFが読みたい!ベストSF」で海外編5位に選ばれた短編集。
ヒューゴー、ネビュラ、ローカス総なめの短編「熊が火を発見する」が収められている。また、後半に収められている“万能中国人ウィルスン・ウー”シリーズが楽しい。
「どんがらがん (奇想コレクション)」読了。
表題作の「どんがらがん」は2006年発表の第7回SFが読みたい!ベストSFで海外編第4位に、そして本書所収の「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」は第6回ヒューゴー賞短編小説部門にそれぞれ選ばれている。
内容もさることながら、この日本語訳に元妻が寄せている序文が興味深い。巻末の解説もあわせて熟読をお勧めしたい。
「鴨川ホルモー」読了。
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作だが、それ以降4回に渡ってボイルドエッグズ新人賞では「該当作なし」が続いた。ある意味、罪作りな作品。
先日読んだ「太陽の塔」も京大出身者による京大生を主人公とする作品だったが、2作を続けて読むと、なんというか、えー、学校の雰囲気がよく伝わってくる。
「PLUTO 7」読了。
この作品は月1回のペースで雑誌に連載されているらしい。ということは、次が出るのは8ヵ月後?待ちきれるだろうか。
I'm dreaming of a ぼんぼりに
Just like the ones I used to 桃の花
Where the tree tops glisten, and 笛太鼓
To hear sleigh bells in the ひな祭り
I'm dreaming of a おひな様
With every Christmas card I すまし顔
May your days be merry and 姉様に
And may all your Christmases be 白い顔
音楽的に器用な方ならきっと歌えるはず。がんばれ。
…すみません思いつきで。
「太陽の塔」読了。
とっても面白かったが、なぜこの作品が第15回日本ファンタジーノベル大賞に選ばれるのか、ちょっと悩んだ。
ファンタジーと言えば言えなくもないのだが。