「ひとりっ子」読了。
表題作、主人公が量子論の多世界解釈を前提としたプロセッサ上で稼働する人工知能であることを除けば、ごく普通のホームドラマ。素晴らしい。
「ひとりっ子」読了。
表題作、主人公が量子論の多世界解釈を前提としたプロセッサ上で稼働する人工知能であることを除けば、ごく普通のホームドラマ。素晴らしい。
「ぐるなび―「No.1サイト」への道」読了。
仕事のしかたや社風が、驚くほど古臭い。しかしこれがあのサイトのパワーなのだ。そう思うといろいろな事が腑に落ちる。
「沈黙のフライバイ」読了。
SFに限らず、フィクションを書くときのネタとなる「もし……だったら」という仮定。この作者の作品はどれも、ネタの数は少ない。世の中にはSF的なネタをこれでもかと詰め込んだ絢爛豪華な物語があふれている(私はそういうのも大好きなのだが)。この本に載っている作品がそれらに負けずどれもすばらしいのは「……だったら、こうなる」という展開がしっかりしているからだろう。その展開・ディテールの書き込みに自信があるからこそ、ネタはあえて抑え気味にしているのではないかと思える。抑えようとしても抑えきれないのか、表題作のラスト数行で作者自慢のネタがちらりちらりと見え隠れする。ストイックになりきれないところも、また良い。
不服申立の後、区役所内にある「区民情報ひろば」で文書公開の申請をした。公開請求対象とした文書は、「区立保育所障害児保育取扱要綱」と、「ここ数年の障害児保育実績のわかる資料」。区のホームページにも文書公開請求機能はあったが、文書の制定年度も文書名もわからないのに申請できるとは、あなどれないぞ区民情報ひろば。
行政不服審査法に基づく不服申立を行い、それに伴う口頭陳述に行ってきました。
八方塞がりになりかけているのですが、こちらが諦めないかぎり、だれもはっきりとしたNoは言い出さないようです。どこまで気力がもつか、ご用とお急ぎでない方は、見守ってやってください。
「闘王―グイン・サーガ 112」読了。
うーむ、このエピソードまだ続くのか。面白いし作者も楽しそうなのだが、そろそろ物語を大きく進めて欲しいものだ。
「吸血鬼ハンター 18 D-狂戦士イリヤ」読了。
このシリーズひさびさの新作。とても面白かったし、一時期のように物語が収束しないという現象も見られなかったが、この巻がシリーズのこの位置に入ることの必然性は感じられなかった。ちと残念。
「陰陽師 太極ノ巻」読了。
あとがきにいわく「困ったことにというか、嬉しいことにというか、この風景、ぼくはいくらでも書けるのである。(中略)どうやら、一生書いちゃうことになりそうです。」
大歓迎。
「マルドゥック・ヴェロシティ 3」読了。
スターウォーズのエピソード3みたいな、予定調和を予想しあきらめていたら…!
こういう救いのない終わり方、実は結構好きです。
「マルドゥック・ヴェロシティ 2」読了。
バラエティに富んだ超能力者集団が敵に立ち向かう、というパターンは、「ノーマン」「サイボーグ009」あたりを彷彿とさせるものがある。いや、敵方も同数の超能力者集団を擁するとなると、山田風太郎か……?