「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」読了

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「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」読了。
早川書房の公式Twitterアカウント(@Hayakawashobo)によると、この作品は“「紙の本を読んでいただきたい」という趣旨により、当面電子化の予定はありません”ということらしい。本当にそれでいいのだろうか。紙の本のすばらしさ、それを支えている現場の苦労や心意気を伝えるべきは、1500円のハードカバーを読む層よりも、少しでも安く手軽な本を求めて電子書籍に流れている読者ではないのか。
本一冊分の情報にそれぞれ専用のハードウェアが付属し、触覚を愉しませるとともに読書の進捗という実際的な情報を伝えてくれる紙の本は、私の中でいまや贅沢品という位置づけになっている。情報を伝える媒体としての(コストを含む)総合力で電子書籍に勝つ場面を真剣に考えなければ、紙の本は贅沢品から骨董品に変わっていくだろうと思う。