「名もなき毒」読了

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「名もなき毒 (文春文庫)」読了。
この作者の創造する悪人は、怖い。ごく普通の人間に見えるのに内面に恐るべき闇を秘めているタイプの悪人は「こんな奴ぁいないよ」と笑い飛ばさせてくれない。もしかしたら隣に座っているこの人が、下手をすると自分がそうかもしれない、という感じは、他の作者にはちょっと出せない怖さだと思う。
まだ1月だというのに、この本は今年の(わたしにとっての)ベスト1候補だ。脱帽。