「不味い!」読了。
筆者の本職は醸造学・醗酵学の先生らしいが、日経夕刊の連載にも現れているとおり、かなりの食道楽・健啖家でもある。
本書ではその筆者がこれまで出会った、不味いものを次から次と紹介している。観光地やホテル、病院などで出される食品についてはまあ定番の不味いものといって良いが、興味深いのはいわゆるゲテモノに関する記述である。虫、蛇、カラス、世界一臭い缶詰と呼ばれる「シュール・ストレミング」などなど、果敢に挑戦してその不味さを克明に報告している。
わかってるなら食べなきゃいいのに、というツッコみは禁止だ。
コメント