この先生に授業を受けていたら(「イノベーションの本質」読了)
「イノベーションの本質」読了。
市場をにぎわしたヒット作の「イノベーションの本質」を人と組織の観点からとらえる、という趣向。各事例について“物語編”“解説編”の2パートに分かれているが、物語編だけを読みとばして“面白いけど、参考にはならんなー”と感じるのが、まあ普通の感覚なのではないか。13の成功事例を分析しても、いくつかのキーワードが提示されるのみで、それが、矛盾のない法則の体系にまとまっていく気配はやはりみえない。これは別にこの本の作者が悪いわけではなく、経営学とかマーケティングといった分野がまだまだ学問として洗練されきってはいない証拠なのだと思う。
ただ、“解説編”を読んでいて気になるのが、「ネタに困ると横文字に言い換えてお茶を濁す」傾向。これは紛れもなくこの本の著者が悪い。私がこの先生の授業を受けていたら「また始まった…」と呟いて30秒後には居眠りを開始していることだろう(そして留年する、と)。

Books
豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-122 グイン・サーガ 122)
恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)
恐怖の存在 下 (3) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-26)
深海のYrr 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)
深海のYrr 中 (2) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)