Reading: 2015年7月アーカイブ

「52週マーチャンダイジング―重点商品を中心にした営業力強化と組織風土改革」読了。
小売業においては、四半期ごとや毎月ではなく、毎週「重点商品」を決めてそれに沿って店づくりをしましょう、という本。大事なことだとは理解するが、350ページの本を書く必要はないと思う。文章も、本部に雇われたコンサルが店舗の担当者を「啓蒙」するような、独特のクドさと傲慢さを感じさせるもの。読んでいて苦痛だった。

「銀の匙 Silver Spoon 13 (少年サンデーコミックス)」読了。
単行本刊行の間隔が長くなっている。巻末を見ると収録されている10数回分のエピソードが、週刊連載で約1年がかりになっている。ストーリーの展開が速いのは、実世界の時間経過にリンクさせている(あるいは影響されている)故なのか。


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「マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)」読了。
データ分析がらみのセミナーなんかに出ると、かなりの確率で勧められる本。データ分析を武器に旧弊な業界で快進撃、という構図は確かに痛快なのだが、考えてみると、データ分析の結果を実業務に適用するには自分が責任者になるしかないという、ある意味絶望的な状況が描かれてもいる。


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「仙台ぐらし (集英社文庫)」読了。
伊坂幸太郎のエッセイ集。各エッセイの表題に日付が付記されていたのでなんとなく予想していたが、やはり震災の影響が表れている。ただ、作者も「震災本」として扱われるのをよしとしていない様子。巻末のボーナストラックとして短編小説が収められていて、それもまた震災がモチーフとして登場しながらも実に伊坂幸太郎らしい読後感。


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「美森まんじゃしろのサオリさん」読了。
筋立ては、ちょっと「ビブリア古書堂」を思わせる謎解き物語。楽しい。だが、これはそれだけの作品ではない。とにかく、登場する技術の世界観への馴染み具合が素晴らしい。高齢化や過疎などの社会状況も、まあこのままならこうなるわな、というところを端々に描写している。
さり気なく上質な未来予測SF。素晴らしい。


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「カテゴリーマネジメント入門」読了。
まず、カテゴリーマネジメントという概念が比較的新しく提唱されたものであることに驚かされた。実際にはカテゴリーマネジメントは深く浸透していて、意識もされることもなく実践されているし、この本に書かれているようなプロセスを踏んでカテゴリーを見直すところは少ないように思われる。
ただ、カテゴリーに即したマネジメントは決して当たり前のものではなく、本来こうした考えの上に行われるべきものど、という知識を持っておくことには意義がある。


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