「ペテロの葬列」読了

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「ペテロの葬列」読了。
600ページ強のハードカバーだったが重さを感じることもなく読み通した。このシリーズはやり切れない事件を描きながらも陰惨にならないという印象があるが、それは主人公が善良かつ幸福であるという安心感によるところが大きいように思う。善良で幸福だという“約束”になっていることは、物語の世界では「無敵」「不死身」に近いパワーを持つことと等価で、だからこそ読者は主人公が不幸になることなどない、と安心して物語に没入できるのだ。

そしてその“約束”は最後に少しだけ綻びる。見事の一言。


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