2013年12月アーカイブ

「陰陽師 醍醐ノ巻 (文春文庫)」読了。
300ページ足らずの薄い本に9編が収められた短編集。一つ一つの物語がしっかりと濃く、情景が鮮やかに伝わってくる。あ、薄い本といっても某イベント(#c85)で買ってきたわけではありません念のため。

「華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)」読了。
人を率いること、理想を追うことの難しさをしみじみと感じさせる表題作が素晴らしい。このシリーズはジャンルとしては基本的にファンタジーで、表題作はどちらかといえばミステリー仕立で、ファンタジックなものは小道具一つしかない。それでいてここまで引き込まれるのはやはり(言い尽くされた感はあるが)舞台設定、人物描写の見事さによるものだろう。

「進撃の巨人(12) (講談社コミックス)」読了。
ちょっと間があいたので話がどうなっていたか忘れていた。10巻まで遡って読み返したがなんとなく釈然としない。私の記憶のあり方や展開の早さのせいもあるとは思うのだが、こんなの初めてじゃないだろうか。


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「オー!ファーザー (新潮文庫)」読了。
設定は奇抜だが、“個性豊かなチームがそれぞれの個性を活かして活躍する”パターンの変型として屈託なく楽しめた。あとがきによれば本作は執筆時期が「ゴールデンスランバー」の前で、作者の第1期作品群の最後尾にあたるとか。なんとなく納得。


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「臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ)」読了。
「現場SF(勝手に命名)」と並んで異文化間のコンタクト/コミュニケーションはこの作者お得意のテーマ。若干盛り込み過ぎてもったいない感じもあるが、複数の種族の特性、それぞれの種族の個体が持つ個性、それらが作用しあって物語を進めていく様子が読んでいて気持ちいい。


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「鬼の跫音 (角川文庫)」読了。
お化けが怖い幽霊が怖い、いやいや生身の人間が一番怖い、と様々なことが言われる。しかしそれらは所詮「お化けなんてないさ」「そんな奴はいないよ」と存在を否定してしまえる存在ばかりだ。この本に収められている話はいずれも、存在を否定することも逃げることも目を背けることさえも出来ない存在ー自分ーが一番怖いということにされてしまう。
これは、怖い。


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「機動警察パトレイバー 10 (少年サンデーコミックス)」読了。
「カタストロフ、じゃなくてカタルシス」の元ネタはこちら。


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「死者の短剣 地平線<下> (創元推理文庫)」読了。
ウィザードリィにたとえると、石化してしまったエルフの僧侶(侍からクラスチェンジしたばかり)を差し置いて、訓練場から出てきたばかりの人間の戦士がグレーターデーモンをあっさり倒す話。
作者の意図によるものらしいが、主人公がちっとも敵を倒さないまま完結してしまった。そのくせちゃんとカタストロフ、じゃなくてカタルシスは感じられるのが不思議。

「機動警察パトレイバー 9 (少年サンデーコミックス)」読了。
各陣営の思惑が交錯しつつ、決戦に向けて盛り上がってまいりました、の巻。


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