2009年5月アーカイブ

「鹿男あをによし」読了。
先日ドラマ化されて、その展開の飛びっぷりと音楽の大仰さですっかり気に入ってしまった作品。

原作は、一部登場人物の性別が異なるなど細かな相違点はあるがほぼドラマの進行に忠実(逆か)。



「サマー/タイム/トラベラー2」読了。
後半、物語ががちゃがちゃしすぎるきらいはあるが、その分エピローグがとてもきれいなので埋め合わせはできているように感じた。
(国内長編部門)受賞作。


「ジェネラル・ルージュの凱旋(下)」読了。
見落としがちだが、特別巻末付録が意外に便利。


「ジェネラル・ルージュの凱旋(上)」読了。
前作読了時の記事にたいしてつかぽんさんから
> しかしこれを読まないとジェネラル・ルージュに進めないという。。。
というコメントをいただいた。

たしかに。

前作を読み終わらないと、というより照らし合わせながらでないと混乱するぞこれ。


「きまぐれ博物誌 続」読了。
たぶん初読。
私が生まれたころに書かれたエッセイだが、ところどころにやりとさせるくらい的確な予測が混じっている(同じくらいの頻度でにやりとさせられるくらいおおはずれの予測も混じっているが)。
もうひとつ、読んでいる本の傾向が驚くほどかぶっている。これは私がこの作者の作品を多く読んだことの結果なのだろうか、それとも原因なのだろうか。


「風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記」読了。
“現場SF”の名手(と私が勝手に名づけた)小川一水の新作。ただこの作品、「現場感」と「ご都合主義」が若干ご都合主義によりすぎている感がある。面白いんだけどね。


「ナイチンゲールの沈黙(下)」読了。
まあそれにしても異能者・超能力者・「高」能力者の多いこと。そんなのは菊池秀行(エイリアンシリーズ続刊出ないかな)にでも任せておけばいいのに。


「ナイチンゲールの沈黙(上)」読了。
ある集団の中でどんな「あだ名」や「符牒」が作られ流通しているか、によってその集団の知的レベルや趣味嗜好はかなりの程度わかってしまうと思う。その考え方に照らしてみると、この小説にでてくる集団は、医大・病院・警察・官庁すべてにおいて同程度の語彙と同程度のひねくれたユーモアをもっているように感じられる。こういう集団がもし実在したらさぞかしいづらいことだろう。


「ページをめくれば (奇想コレクション)」読了。
作者は教師経験があるとのことで、「異人」としての子供をモチーフのひとつになっている。ロアルド・ダールの短編が好きな人にはお勧め。


「サマー/タイム/トラベラー (1)」読了。
"上から目線"ならぬ"未来(さき)から目線"での語りがだんだん鼻についてくる。
2巻に期待。


「きまぐれ学問所」読了。
遠い昔に読んだのを再読。前回読んだときも感じたが、やはりなんというか文章の衰えが感じられてさびしかった。軽い味わいの作品を生み出すための血のにじむような作業に思いをはせてみる。