Reading: 2009年4月アーカイブ


「名探偵の呪縛」読了

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「名探偵の呪縛」読了。
「名探偵の掟」に続く名探偵天下一大五郎シリーズ第2弾。本作は本格推理でもメタフィクションでもなく、“ある日、不思議な世界に迷い込んだ主人公は…”で始まるファンタジーであるかのように感じた。

「赤朽葉家の伝説」読了。
受賞作。山陰地方のある旧家を舞台に、3世代の女性の生き様を描く、とまとめると大河ドラマ風の筋立てだが、随所に出てくる小道具が妙にサブカルチャーっぽい。この作者の芸風なのかもしれない。

「黒衣の女王 グイン・サーガ126」読了。
弱きもの、汝の名は女なり。

「チーム・バチスタの栄光(下)」読了。
この本、Ai(オートプシー・イメージング)のPRのために書かれたらしい。良くも悪くも、あまりそれを感じさせない作品に仕上がっている。
が、4月23日付日経朝刊には「オートプシー・イメージング実施経験のある病院が3割を超えた」という趣旨の記事が掲載されている。やはりこれだけ売れ(映画化・ドラマ化もされ)るとPR効果というのは出てくるものなのだ、と妙なところに関心。

「フェッセンデンの宇宙 (奇想コレクション)」読了。
エドモンド・ハミルトンによる古典SF。
後にさまざまなバリエーションSFを生んださまざまな主題を提示している。特に、表題作で示されている「極微世界に生まれる文明・入れ子構造の世界」というテーマは、作者自身が「太陽系七つの秘宝」(なつかしい!)で取り扱ったほか、「火の鳥」などにも登場する。数々のバリエーションについて源流を確認するのももちろん楽しいが、その源流が、既にそのテーマについて「全てを語っている」ことに感心させられる。

「チーム・バチスタの栄光(上)」読了。
受賞作。映像化された作品を、TVドラマ版・映画版と立て続けに観たので読んでみた。ドラマ版や映画版と比べると、主人公の性格がかなりシニカル。こっちのほうが共感できると感じるのは私がひねくれている証拠だろう。たぶん。


「海竜めざめる」読了

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「海竜めざめる」読了。
ジョン・ウィンダムによるSFの古典。大昔に出ていた、表紙にグレーのドームが描かれた本が印象深いが、初読。
星新一の訳・長新太のイラストという、ちょっと意外な取り合わせだが、ごく普通に楽しめた。

「名探偵の掟」読了。
この年になるまで“ちゃんとした推理小説”はあまり読んでこなかった気がする。印象に残っているのは子どもの頃に読んだシャーロックホームズや怪盗ルパン、少年探偵団もので、その後は「ロートレック荘事件」とか「6枚のとんかつ」などのきわもの(だよね?)まで読む割にはいわゆる本格的な推理小説は読んでいない(か、記憶にない)のである。
本作は、“ちゃんとした推理小説”のパロディらしい。これがパロディだということはわかるのだが、ではちゃんとした推理小説とはいったいなんだろう。
#挑発に乗った推理小説好きの方が面白いのを紹介してくれることをちょっと期待している。

「夜更けのエントロピー(奇想コレクション)」読了。
この作者の作品を読んだのは、はるか昔に「スニーカー」を読んで以来ではなかろうか。
ブラムストーカー賞も取っている「バンコクに死す」が山田風太郎っぽくてよい。


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