2008年9月アーカイブ

「シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ」読了。
米原万里と並び称される下ネタ好き通訳、田丸公美子の著作。同じ下ネタでも指向(嗜好?)するジャンルが異なるとの主張に違わず、引用されている小噺がすべて正統派の艶笑小噺なのは立派。



「パンツの面目ふんどしの沽券」読了。
ふざけたタイトルととんでもないテーマであるにも関わらず、下品ではない。これは作者が真面目に(かつユーモアを忘れることなく)アプローチしている証拠だと思う。
これを読めば、これまで触れることのなかった分野についての教養がたっぷりとつくこと請け合いである。



「さいえんす?」読了

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「さいえんす?」読了。
「容疑者Xの献身」でを受賞した“エンジニア作家”東野圭吾のエッセイ。
取材で数学者に会った話が出てきたりしてにやりとさせられる。


さいえんす? (角川文庫)

(ASIN: 4043718039) / 東野 圭吾 / ¥ 432

/ 角川書店 / 在庫あり。

「小川未明集―幽霊船」読了。
小川未明(びめい、と読むらしい。はじめて知った)といえば、「赤い蝋燭と人魚」「黒い人と赤い橇」などを読んで怖かった覚えがあるが、意外なほど多作な人だったらしい。この本には30編ほどが収められているが、なんというか、説明も理屈もなしの物語がこんなに怖いものだったとは。キャンバスごとぶった切った絵のような不気味さ、といえばわかっていただけるだろうか。


「陰陽師瀧夜叉姫 下」読了。
このストーリーとあのキャストでまた映画を作らないかな。


「陰陽師瀧夜叉姫 上」読了。
ひさびさの陰陽師。シリーズを通して読んで来ているが、文庫で上下巻というボリュームは初めてではないかと思う。



「NHKにようこそ!」読了

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「NHKにようこそ!」読了。
以前から気になっていた本。主人公の凄絶なまでのダメ人間っぷりを楽しむ、という趣旨(たぶん違う)。


「ガン病棟のピーターラビット」読了。
栗本薫による闘病記。
闘病記と呼ぶには語弊があるほど、文章は明るい。実際はどうあれ、この調子でがんばって作品を生み出し続けてほしいと(無責任な読者としては)思う。そして、なんとしてでもグイン・サーガにはけりをつけてほしいものである。


「吸血鬼ハンター 20 D-不死者島」読了。
一生懸命1冊の本に押し込もうとしているようだが、なんかもう、支離滅裂。それはそれでおもしろいんでいいんだけど。


「言葉を育てる―米原万里対談集」読了。
ほうぼうで行った対談を収めているため、若干ネタのかぶりが見られる。ネタは豊富に持っていた人なのだと思うが、サービス精神と個々のネタに対する厳しい基準がこの現象を生んでいるのだろう。それはそれでいいものだ。


「日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ 」読了。

昨年末から長らく積ん読になっていた本。この手の本としては異常と思えるほど読みやすかった。食わず嫌いでこの本を読んでいない方は騙されたと思って手に取ってみてほしい。
第29回サントリー学芸賞